このダイエット法の元になったのは「自己評価管理法」という、生活習慣病の治療法です。
食べすぎ＆運動不足が原因で、肥満を伴う糖尿病、高血圧などの病気になってしまった患者さんに対して、
腹部にたまった内臓脂肪を減らすために考案されました。
患者さんがやることは、毎日自分の体重を計り、増減の変化をグラフにつけるだけ。
しかし、そのことによって自然と生活習慣の改善ができる→何が原因で太っているのかを実感する→
そうすれば、誰に強制されるのでもなく自ら肥満の原因となる生活習慣を改善しようとする意欲が沸いてくる、
という仕組みになっています。
つまり「自己評価が出来るようになると、自己管理もしやすくなる」というわけです。
「計るだけダイエット」の成功率の高さが注目されたのも、その根底に医学的に裏付けされた「行動療法」の考え方があるからだと言えます。