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ツュンベリー

  • ツュンベリーはスウェーデンの医学や植物学の学者。寛保3(1743)年生まれ
  • 植物分類学の祖・リンネに師事、植物採集の目的でアフリカ、アジアへと旅立ち、その一環として商館医として出島入りした
  • 来日2年前に『解体新書』が発表され、この頃の江戸は空前の蘭学ブーム
  • ツュンベリーは、江戸の蘭学者桂川甫周や中川淳庵などと親しく交際し、日本の植物に関する標本や知識と引き替えに様々な西洋の知識を与えた
  • ツュンベリーが日本に伝え大きな影響を与えたものの一つに、水銀剤(塩化第二水銀)による梅毒治療がある
  • わずか1年しか日本に滞在しなかったにもかかわらず長崎の植物300種、箱根の植物62種、江戸の植物43種など合計812種の植物標本を採取し、帰国後21種の新種が収載されている『日本植物誌』を発表
  • トリカブト、カワラヨモギ、オケラ、スイカズラ、ゲンノショウコなど、日本の薬用植物の分類は、彼の功績によるものが多い
  • この記念碑は、渡来二百周年記念に昭和32(1957)年建立
年表

参考資料