グチをこぼす
》》》イシモチやニベの別名「グチ」は釣り上げると「グーグー」と低い音を出します。そこからブツブツ不平不満を漏らすことを言うようになりました。
腐ってもタイ
》》》少しくらい腐ってもタイはタイで変わらず、価値ある魚から転じて、少々痛んでも質の良いものはその本質を失わないという意。
サバを読む
》》》サバを読むは数字をごまかす意味として江戸時代から使われているそうです。サバは鮮度の低下が激しく痛みやすいため猟師が早口で数え、実施あの数とあわなかったことから、いい加減に数を数えることをサバを読むというようになった。
鱈腹(たらふく)
》》》真鱈が手当たり次第なんでも食べ、いつも大きなお腹をしています。ここから鱈のようにたくさん食べることを「たらふく食う」という言葉が生まれました。
魚に水見えず、人の目に空見えず
》》》水の中の魚が水を意識しないように、人間も普段空気の貴重なことを意識しない。身近にありすぎてかえって有難味を忘れること。
水と魚
》》》切っても切れない密接な関係、親しい間柄のたとえ。
フグを食う馬鹿、食わぬ馬鹿
》》》ふぐは毒があり、命を落とす危険性があるのでこれを平気で食べるのは馬鹿であるが、中毒を恐れてこんなに美味しい魚を食べないのもまた馬鹿である。
フグは食いたし命は惜しい
》》》フグを食べたいが中毒の危険があるので食べるのをためらってしまう。転じて、やりたいことがあるが行動を起こすのをためらうこと。
水清ければ魚棲まず
》》》水が綺麗すぎると餌も無く、隠れる場所が無いので魚が棲まないことから、人格が清廉すぎると、かえって人に親しまれないとたとえたことわざ。
イワシ七度洗えばタイの味
》》》イカの甲は役に立たないが年功は価値がある意。年長者の意見を軽んじてはいけないの意。同じ意味のことわざで「亀の甲より年の功」がある。
海千山千
》》》海に千年、山に千年暮らす中で世間の経験を多く積み、良いことも悪いことも知ってずる賢いこと。
魚心あれば水心
》》》魚に水と親しむ心があれば、水もそれに応じる心がある意から、相手が好意を示せば、自分も相手に好意を示す気になる。相手の出方次第で、こちらもそれに応ずる用意があることをいう。
エビで鯛を釣る
》》》安いエビを餌にして対を釣り上げることから、わずかな労力で大きな成果を上げることのたとえ。
秋サバは嫁に食わすな
》》》秋のサバは脂が乗っていてとても美味しい。こんなに美味しいサバを嫁に食べさせるのはもったいないとういう姑の思いを表したことわざ。