土星


  赤道面での直径は120,536km

  木星に次いで太陽系で2番目に大きな惑星。

  直径は地球の約9.4倍、質量は約95倍である。しかし、土星は太陽系の中で一番密度が低  く、平均密度は水よりも低い。このため、「もし土星を水に入れることができれば、水に浮く  」と説明されることも多いが、実際には密度の薄い上層大気は水に溶け、水より重い中心核の  部分は水に沈んでしまう。なお、太陽系の中で最も密度の高い惑星は地球である。

  土星には63個の衛星(うち3個は不確実)および11本の環と6本の隙間が発見されており、  衛星のうち52個が命名されている。

  環は土星の赤道から6,630kmから120,700kmの距離まで広がっており、シリカ  や酸化鉄、氷の粒子などで構成されている。粒子は細かい塵状のものから小さな自動車程度の  ものまで様々である。

  土星の環は内側から順にD環、C環、B環、A環、F環、G環、E環があり、F環、G環はよ  じれた構造をしている。

  環の厚さはその大きさに比べて非常に薄く、特に内側ほど薄い。各環の中央部の厚さは不明で  あるが、端部ではC環が約5m、B環が5〜20m、A環が10〜30mである。

  発見方法は目視。