うお座(魚座)

   2月19日~3月20日




うお座は古代メソポタミア文明に由来する星座と考えられ、はっきりしたギリシア神話がない。通例、リボンで結ばれた2匹の魚として描かれる(初期は人魚と燕だった)。そのため、ラテン語や英語などの名称は複数形である。なお、アラビア語名では al-Samakatān (アッ=サマカターン)といい双数形をとっている。現代中国名(中文名)の
も、双数形ではないが双数表現といえるであろう。ギリシア神話では、美の女神アプロディテとその子エロスがエリダヌス川(エリダヌス座)のそばを歩いていたところ、突然、怪物テュポンが現れ、驚いた2人は魚の形になって逃げた。2人ははぐれないよう、ひもをつけて逃げた。という神話がある。ただし、ほとんど同じ神話が、みなみのうお座にもある。