長崎の概要
位置
長崎県は日本の最西端、九州の西北部に位置しています。
特に朝鮮半島や中国大陸に近く、日本における中国を始めとする、アジア諸国との窓口的存在になっています。
風土
湾や入江が多いため、豊かな自然と美しい景観に恵まれ、二つの国立公園と二つの国定公園、六つの県立自然公園があります。
島の数も588と多く、海域面積が陸地面積の約25倍と九州本土の面積とほぼ同じ広さです。
長崎県は県域の広さと海に囲まれた地形であるため、壱岐と対馬、長崎市と五島、雲仙周辺やその他の山地の三つの異なった型の気候が特徴ですが、山岳地帯を除けば全体的に温暖で雨の多い海洋性気候です。
気温は暖流の影響をうけ1年間の最高・最低の温度差は少なく平均摂氏16.6度です。
雨量は年平均2,000mmの降水量で日本のなかでも雨量の多い県です。
歴史
長崎は、中国、朝鮮半島へ最も近いというその地理的条件から、常に外交や通商の玄関口としての役割を果たしてきました。
1550年、県北部に位置する平戸にポルトガル船が初めて来航と共に、キリスト教の布教が長崎でも活発に行われる事となりました。
1571年には、現在の長崎港がポルトガル貿易港として開港され、以来、長崎には大量の西洋の文化が流れ込んできたのです。
以降、オランダや中国の商人も長崎を訪れては貿易を行っていましたが、幕府(当時の日本政府)が鎖国政策を敢行し、外国との通商は、長崎だけで許されるという状態が鎖国が解かれるまでの200年余りの間、続きました。
この間長崎が受けてきた海外文化は、今でも県内のあちこちでその名残を見る事ができます。
長崎が発祥の地となったもの
写真機 カステラ
ガラス細工・ボウリング・けん玉・バドミンドン・めがね・活版印刷・鉄道・レンガ・・・などなど