爆心地公園は、平和公園と隣接しており、原爆が投下された中心地を示している原爆落下中心地の碑や、被爆当時の地層などが見学できます。


原爆落下中心地の碑

 原爆落下中心地の碑は、その上空約500メートルで原子爆弾が炸裂したことを示しています。一瞬の光と共に建物は焼き尽くされ、約15万人の人が被爆しました。実際その場に立ってみると何とも言えない悲しい心境になりました。
 またそのすぐ傍には原爆でなくなられた方々の名前を納めた原爆殉難者名奉安があります。


被爆した浦上天主堂の壁

 これは原爆で倒壊した浦上天主堂壁の一部を移設したものです。とても強い爆風により石柱がずれてしまっているのがわかります。
 その姿は原爆の威力、原爆の恐ろしさを見る人に無言で訴えているようで、とても印象的です。


被爆当時の地層

 これは被爆当時の地層です。原爆で破壊された家や瓦、レンガや食器など様々なものが当時のまま残されています。溶けたガラスや食器などは、熱線のすごさを物語っています。原子爆弾は長崎の街を一瞬にしてこの状態にしてしまうのです。原子爆弾は本当に恐ろしいものだということを実感することができます。