ロゴ10

  犬が付く言葉を調べてみました。

言葉

読み

意味

概要

音:ケン
訓:いぬ

密かに人の隠し事を嗅ぎ付けて告げる者
まわしもの・スパイ
間者
ある語に関して、似て非なるもの・劣るものの意
卑しめ軽んじて、くだらないもの
無駄なもの

ネコ目イヌ科の食肉動物、哺乳類
よく人に馴れ、狩猟用・番用・軍用・警察用・労 役用・愛玩用として広 く飼養される家畜
品種も日本在来の秋田犬・柴犬などの日本犬の他 多数あり、その種類は400種類以上もある
大きさ・毛色・形も様々
飼い主に忠実
家畜中で最も歴史が古く、旧石器時代後期すでに 数種類があった
嗅覚が鋭く、集積を辿って獲物を探し出す
視覚に頼って猟をする品種もある
長距離を走るのに適している体の構造になってい る
耐久力が強い

音:コウ/ク
訓:いぬ

音:ジュツ・シュチ
訓:いぬ

十二支の十一番目
時刻では、今の午後八時、およびその前後の二時間
方角では、西北西・戌亥
五行では、土に当たる

犬合わせ

いぬあわせ

犬をかみ合わせて勝負をさせる催し

犬居

いぬい

犬が前足を立てて座っているような姿勢
尻餅をついた形

犬追物

いぬおうもの

馬上から犬を標的として弓を射てその技能を競う武芸

竹垣で囲んだ馬場の中央に縄で円形の囲いを作り 、その中に犬を放ち、3手に分かれた射手が外周 からこれ を射る
騎射三物の一つ(流鏑馬・笠懸・犬追物)
中世では大いに流行したが、室町末期に戦闘方  の変化とともに衰えた

犬脅し

いぬおどし

犬を脅すためのもの
見せかけだけの刀を馬鹿にして言う言葉

犬飼

いぬかい

鷹飼に付属し、鷹狩の時に鳥を追わせる猟犬を飼い馴らす人

犬飼星

いぬかいぼし

牽牛ひこ星・アルタイル

犬返し

いぬがえし

河海の岸の、断崖となって通行の遮断された場所の通称

犬掻き

いぬかき

犬のように頭を上げて、両手で水を掻き、両足で水を蹴る泳ぎ方

犬神

いぬがみ

四国・中国・九州に伝わる俗信で、人に害をなす という目に見えない憑き物
歌舞伎舞踊の犬神・長唄

犬神憑

いぬがみつき

犬神に憑かれた異常な精神状態のこと
犬上に憑かれた人

犬上流

いぬがみりゅう

桑術の一派

犬上郡兵衛永保が起倒流に学んで創始

犬死

いぬじに

無駄死に・徒死

犬狩り

いぬがり

平安以降、滝口が宮中での犬狩りをする行事
狂犬や飼い主のない犬を捕殺すること

犬食い

いぬぐい

闘犬・犬合わせ
うつむいて黙って一身鋳物を食べること
食器に手を添えず、顔を前に突き出して食べる、下 品な食べ方

犬釘

いぬぐぎ

鉄道のレールを枕木に固定するために打つ釘で、その頭が犬の頭に似ているもの

犬潜り

いぬくぐり

垣根や塀などで、犬の出入する穴

犬供養

いぬくよう

栃木県で、難産で死んだ犬の供養をすると人の出産が軽く済むといって、女が集まって行う供養

犬芸

いぬげい

犬を馴らして演じさせる芸

犬ころ

いぬころ

犬の子・小犬

犬侍

いぬざむらい

忠孝や仁義をわきまえない武士の意でひきょうな武士を罵っていう言葉

犬神人

いぬじにん

中世、京都祇園の八坂神社に所属し、洛中の死屍や八坂神社の武力を担うとともに、平常は沓・弓弦などの製造を業とした人々

祇園祭の神幸に道路を掃除する役目を負った

犬芝居

いぬしばい

犬を訓練して演じさせる芝居

犬じ物

いぬじもの

犬のようなもの

犬卒都婆

いぬそとば

難産で死んだ犬の供養のために立てるY字型の棒

犬橇

いぬぞり

犬に引かせて氷上・雪上を走る橇

犬だまし

いぬだまし

狩猟で、了見を連れて参加した勢子に分ける、犬の分としての配分

犬畜生

いぬちくしょう

人間としての道にはずれている人をののしっていう言葉

犬蹲い

いぬつくばい

犬のうずくまる様
犬のようにうずくまって、愛想をして機嫌をとる 様

戌の日

いぬのひ

十二支のうち、戌にあたる日

犬にあやかって、安産を願い、妊娠五か月の妊婦がこの日から腹帯をしめる

犬の穂掛

いぬのほかけ

麦の初穂を神に供える穂掛祭

犬走り

いぬばしり

築地の外壁とその外側の溝との間の狭い空き地
城の垣と堀との間の狭い空地
小股にちょこちょこ走ること

犬張り子

いぬはりこ

犬の形をした張り子の玩具

古くは幼児の魔除けにしたという

犬人

いぬひと

隼人の別称

犬防ぎ

いぬふせぎ

仏堂で、本尊を安置している内陣と、参拝者が入る 外陣との境に仕切りとして立てる、丈の低い格子
建物の階前や門前などに立てた犬除けの低い策

犬招き

いぬまねき

刀の鞘を保護するために被せた上鞘の先端

犬目

いぬめ

涙の出ない目
泣くことを知らない非常な人のこと

犬戻り

いぬもどり

犬も進むことが出来ないほどの険しい山路

犬山

いぬやま

犬を使って山野に狩すること

犬槍

いぬやり

不意に出てきた敵
柵や溝を越えようとする敵を槍で突くこと

屈戌

くつじゅつ

門や窓の蝶番の金具

犬猿

けんえん

ひどく仲の悪いこと

犬歯

けんし

門歯の左右にある、上下おのおの二本の、丈の高い先のとがった歯

犬などの肉食動物ではよく発達している

犬儒

けんじゅ

犬儒学派の哲学者
(比喩的に)既成社会のすべてを軽蔑する、世をすねた学者

犬儒学派

けんじゅがくは

ギリシア哲学の一派
キニク学派

ソクラテスの弟子アンチステネスを祖とする
幸福とは有徳な生活にあるとし、それは外的な条件 に左右されない生活であると説いた
克己・禁欲をむねとし、非常に簡素な生活様式と、文 明社会の制度・慣習を無視する生活態度をとった

犬儒主義

けんじゅしゅぎ

犬儒学派の主張する説

犬樹

けんてい

犬や豚
卑しい者

犬馬

けんば

犬と馬

犬吠

けんはい

犬が吠えること
犬の吠え声
衆人が騒ぎたてる声

上代、大嘗会に外国の使節が入朝した時、隼人が宮門を守るために犬の遠吠えを真似た

                                                               (広辞苑)

                                                                          このページの先頭へ


ボタン3