犬が付く言葉を調べてみました。
言葉 |
読み |
意味 |
概要 |
犬 |
音:ケン |
・密かに人の隠し事を嗅ぎ付けて告げる者 |
・ネコ目イヌ科の食肉動物、哺乳類 |
狗 |
音:コウ/ク |
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戌 |
音:ジュツ・シュチ |
・十二支の十一番目 |
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犬合わせ |
いぬあわせ |
犬をかみ合わせて勝負をさせる催し |
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犬居 |
いぬい |
・犬が前足を立てて座っているような姿勢 |
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犬追物 |
いぬおうもの |
馬上から犬を標的として弓を射てその技能を競う武芸 |
・竹垣で囲んだ馬場の中央に縄で円形の囲いを作り 、その中に犬を放ち、3手に分かれた射手が外周 からこれ を射る |
犬脅し |
いぬおどし |
・犬を脅すためのもの |
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犬飼 |
いぬかい |
鷹飼に付属し、鷹狩の時に鳥を追わせる猟犬を飼い馴らす人 |
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犬飼星 |
いぬかいぼし |
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犬返し |
いぬがえし |
河海の岸の、断崖となって通行の遮断された場所の通称 |
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犬掻き |
いぬかき |
犬のように頭を上げて、両手で水を掻き、両足で水を蹴る泳ぎ方 |
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犬神 |
いぬがみ |
・四国・中国・九州に伝わる俗信で、人に害をなす という目に見えない憑き物 |
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犬神憑 |
いぬがみつき |
・犬神に憑かれた異常な精神状態のこと |
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犬上流 |
いぬがみりゅう |
桑術の一派 |
犬上郡兵衛永保が起倒流に学んで創始 |
犬死 |
いぬじに |
・無駄死に・徒死 |
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犬狩り |
いぬがり |
・平安以降、滝口が宮中での犬狩りをする行事 |
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犬食い |
いぬぐい |
・闘犬・犬合わせ |
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犬釘 |
いぬぐぎ |
鉄道のレールを枕木に固定するために打つ釘で、その頭が犬の頭に似ているもの |
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犬潜り |
いぬくぐり |
垣根や塀などで、犬の出入する穴 |
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犬供養 |
いぬくよう |
栃木県で、難産で死んだ犬の供養をすると人の出産が軽く済むといって、女が集まって行う供養 |
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犬芸 |
いぬげい |
犬を馴らして演じさせる芸 |
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犬ころ |
いぬころ |
犬の子・小犬 |
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犬侍 |
いぬざむらい |
忠孝や仁義をわきまえない武士の意で、ひきょうな武士を罵っていう言葉 |
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犬神人 |
いぬじにん |
中世、京都祇園の八坂神社に所属し、洛中の死屍や八坂神社の武力を担うとともに、平常は沓・弓弦などの製造を業とした人々 |
祇園祭の神幸に道路を掃除する役目を負った |
犬芝居 |
いぬしばい |
犬を訓練して演じさせる芝居 |
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犬じ物 |
いぬじもの |
犬のようなもの |
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犬卒都婆 |
いぬそとば |
難産で死んだ犬の供養のために立てるY字型の棒 |
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犬橇 |
いぬぞり |
犬に引かせて氷上・雪上を走る橇 |
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犬だまし |
いぬだまし |
狩猟で、了見を連れて参加した勢子に分ける、犬の分としての配分 |
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犬畜生 |
いぬちくしょう |
人間としての道にはずれている人をののしっていう言葉 |
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犬蹲い |
いぬつくばい |
・犬のうずくまる様 |
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戌の日 |
いぬのひ |
十二支のうち、戌にあたる日 |
犬にあやかって、安産を願い、妊娠五か月の妊婦がこの日から腹帯をしめる |
犬の穂掛 |
いぬのほかけ |
麦の初穂を神に供える穂掛祭 |
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犬走り |
いぬばしり |
・ |
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犬張り子 |
いぬはりこ |
犬の形をした張り子の玩具 |
古くは幼児の魔除けにしたという |
犬人 |
いぬひと |
隼人の別称 |
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犬防ぎ |
いぬふせぎ |
・仏堂で、本尊を安置している内陣と、参拝者が入る 外陣との境に仕切りとして立てる、丈の低い格子 |
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犬招き |
いぬまねき |
刀の鞘を保護するために被せた上鞘の先端 |
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犬目 |
いぬめ |
・涙の出ない目 |
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犬戻り |
いぬもどり |
犬も進むことが出来ないほどの険しい山路 |
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犬山 |
いぬやま |
犬を使って山野に狩すること |
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犬槍 |
いぬやり |
・不意に出てきた敵 |
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屈戌 |
くつじゅつ |
門や窓の蝶番の金具 |
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犬猿 |
けんえん |
ひどく仲の悪いこと |
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犬歯 |
けんし |
門歯の左右にある、上下おのおの二本の、丈の高い先のとがった歯 |
犬などの肉食動物ではよく発達している |
犬儒 |
けんじゅ |
・犬儒学派の哲学者 |
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犬儒学派 |
けんじゅがくは |
・ギリシア哲学の一派 |
・ソクラテスの弟子アンチステネスを祖とする |
犬儒主義 |
けんじゅしゅぎ |
犬儒学派の主張する説 |
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犬樹 |
けんてい |
・犬や豚 |
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犬馬 |
けんば |
犬と馬 |
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犬吠 |
けんはい |
・犬が吠えること |
上代、大嘗会に外国の使節が入朝した時、隼人が宮門を守るために犬の遠吠えを真似た |
(広辞苑)