|
- 元日桜長歌碑には、並んで立つ早咲きの元日桜を詠んだ池原香穉の長歌と短歌を刻んでいる
- 池原 香穉(いけはら かわか)は、池原香祗の第二子として1830(天保元)年に生まれ、1884(明治17)年7月14日没、享年55歳
- 国学者であり、活動地は主に肥前長崎(現在の長崎県長崎市)であった
- 吉田松陰に随行して大阪にも赴く。
- 幕末動乱期にあっては有栖川宮に聘されて上京、勤皇運動に加担した廉で彦根藩の獄囚となる
- のち長崎に帰郷して眼科医を開業
- 一方では本木昌造の活版所創業時代を援助し、自らも原稿を書いて木版に鐫らせるなど、商工業の奨励にも力を注ぐ
- 14歳のとき、岡山に行き、上田及淵に師事して国典を修めた
- 1876(明治 9)年、宮内省文学御用掛を拝命
- 御前での進講を務めるとともに、高崎正風について学んだ
- 1880(明治13)年には明治天皇の東北巡幸に供奉
- 著書に宮内省版『みとものかず』5巻がある
- 元日桜とはカンザクラ(寒桜)の別名である
早咲きの桜で、1月頃から咲き始めるバラ目バラ科サクラ属の落葉小高木 花は一重で、桃色の小花を咲かせる
|